今までに飼育された最大のライオンは1958〜1973年の間、イギリスの動物園に飼われていた Simba13歳の時に375kgにもなった。全長320cm、肩高112cm、胴囲211cmあった。
 飼主のトレイナー、Adrian Nyoka によれば3歳までは普通の大きさだったという。それが4歳半のときには体重227kg、並のライオンをしのぐ大きさに達した。
 ダイエットは行われていたがそのメニューは毎日9kgの肉と1ガロンのミルクだった(通常のライオンは肉を5kgほど)(Guinness World Record)。

 アメリカのサーカスに飼われていた Louis the Great(偉大なるルイス)という名のライオンは死んだ時に800ポンド(363kg)あったが、このライオンは明らかに太り過ぎでサーカスでも顔見せだけで特に芸はしなかったらしい(Wood, 1972)。

 1973年2月、Ali という名の非常に太ったライオンがイギリス・デボン州のチャールス・メイソンなる人に飼われていることがわかった。体重はどうやら推定のようだが900ポンド(408kg)もあったという。
 1966年1月、南アフリカはナタールのインペリアルホテルに1000ポンド(454kg)もある、たてがみのない巨大な雄ライオンが飼われているとの報告が寄せられた。しかし詳しいことはわかっていない。

 現在飼われているライオンで最も大きいのはカナダ、ノバスコシアの Oaklawn Farm Zoo にいる Ruteledge という名の雄で、体重366kgもある。肩高108cm、胴回りは178cm(ギネスブック2004)。

 野生のライオンの体重を計量することはかなり難しい。インドの大侯がトラ狩をする時のように多くの供やゾウまで繰り出すのならともかく、民間人のハンターが体重計を持参するのは結構な荷物のようである。

 たてがみのない大きな雄、Rhino。International Exotic Feline Sanctuary で17年間飼育されていたが2004年に死亡した。体重800ポンド(約360kg)もあったといわれる。
※このライオン()のことは Jyuuza さんから知らせて頂きました。

 1936年、ハンターの Lennox Anderson は南アフリカのトランスバールで体重313kgもある人食いライオンを退治した。この時は鉄道に設けられた秤が使用されている。そしてこの数字は受理される前に何人かによって確認された。
 アメリカの探検家、MartinJ ohnson はかつて750ポンド(341kg)を超えるライオンを撃ちとめたといっている。本当だろうか?

 古い話になるがモグール帝国の Jehangir 皇帝は1620年ごろ、インド西部のラヒマバード周辺で馬に乗って狩を行い槍で巨大なライオンを仕留めた。その体重308kg、全長は312cmだった。ジャハンゲールが宮廷の画家に描かせた絵画が今も残っていて、ゾウやウマにまたがった狩猟家と1頭のたてがみのないライオンが描かれているそうである。

 フィラデルフィアの Victor Zeni は2004年2月に全長320cm、体重295kgもあるライオンを撃っている。頭骨は長さ406mm(幅276mm)。

 フランスの探検家、Edouard Foa(1899)は1896年にザンベジで全長357cmもあるライオンをしとめている。ただし背曲線に沿って測定しているようなので少々(10%?)割引かねばならない(正しくは吻端から尾端までを直線で測る)。頭骨全長は432mm(After Big Game in Central Africa)。

タンザニアで Christopher L. Rudd が撃ったライオン

頭骨全長(mm)最大幅(mm)場 所ハンター
464267トランスバール(1968年)I. Mackenzie
429292トランスバール(2004年2月)Gregory Williamson
425287ジンバブエ(1999年)Gary Woodall
421287ナミビア(1985年)Albert Agnese
419289南アフリカ(2004年)J. V. Lattimore
412260ザンビア(2004年)Mike Nice
by Courtesy of Mo Xiao Tun

体重(kg)全長(cm)場 所ハンター
284385(毛皮?)ボツワナ
335アンゴラ(1973)G. Gladney
333(尾は99)スーダンJ. K. Roberts 頭骨長375o
333ケニヤM. J. Timmins
328ウガンダG. Prud'homme 肩高112cm、頭骨長419o
324タンザニアJ. Reid 肩高104cm
320トランスバールC. V. Merriman
280トランスバール(2000)George Tsaparis
277スワジランド(1919)
272ナミビア(1964)エトシャ国立公園の狩猟監視員が射殺した老齢の雄
272ケニヤ(1993)Nowell and Jackson (1996)
272302ケニヤS. E. White (1912) 肩高114cm
318ソマリアA. M. Toulmin
318ローデシアH. J. Pratt
318モザンビークF. Vaughan Kirby 肩高109cm、頭骨長419o
315(尾は86)インドLord Lamington
310(尾は89)ブルー・ナイルC. C. Mauel 肩高107cm
264287オレンジ自由州(1865)
305(尾は77)ソマリアR. Coudenhove_Kalergi
234301(尾は98)ケニヤJ. Montgomerie 肩高107cm、頭骨長394o
以下は雌の記録
224361(毛皮?) ボツワナ
302(尾は83)ボツワナReay H.N. Smithers(1971)による
287(尾は89)インドL. L. Fenton

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