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硬骨魚類(サメやエイなどを除く大半の魚類)のうちで最大(重)は、風変わりな形でよく知られるマンボウ。主に暖かい海に住み、成長すると長さ1.8m、幅(背鰭の上端より尻鰭の下端まで)2.4m、体重400kgくらいになる。 ←2004年11月18日に鳥取県の境港に巨大なマンボウが水揚げされた。長さ2.8m、上下の幅3m、体重1.2t。島根県西部の日本海で捕獲されたもの。剥製にして境港市の海とくらしの史料館に展示される予定。 |
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松江市沖の隠岐海峡で2007年11月15日朝、巻網漁船の漁網に巨大マンボウ(長さ265cm、幅290cm、体重1320kg)がかかって境港に水揚げされ、水産関係者を驚かせた。 |
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2009年4月6日、熊野市の木本漁港で長さ2.5mの巨大なマンボウが揚がった。熊野灘近海の定置網にかかったマンボウは1トンを超え、仕入れた水谷水産の水谷修専務は「通常は60kg程度。こんなに大きいのは初めて」と語る(中日新聞)。 ※ まぼさんから知らせていただきました。 マンボウは飼育が難しいとされ、大物を水族館で見ることはまだ叶わないようだ。餌をうまく食べられなかったり、体表面に付着した寄生虫が増殖するなど弱ることが多く、飼育展示している例は少ない。静岡県の東海大学海洋科学博物館では2009年1−2月に駿河湾で捕獲された4尾の幼魚が飼育されている(中日新聞)。 |
今までに知られる最大の記録は、1908年9月にシドニーの沖合で蒸気船と衝突したもので長さ3m、幅4.3mで体重は2235kgだった(Carwardine, 1995)。 右の写真は愛読者(たぶん)の方から送られてきたマンボウの写真です。1999年7月に日立市で捕獲されたもので長さ3m、体重2030kgもあったそうです。この剥製は茨城県の大洗水族館に展示されており、世界最大のマンボウの剥製だということです。 |
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上の3mのマンボウが漁獲されてからわずか一月後、信じられないことに同じ海域でさらに大きなマンボウが捕獲された。長さ3.3m、体重は推定で2−2.5tといわれる。この標本は北九州のいのちのたび博物館に展示されているが、公開されるまで3年あまり待たねばならなかった。→
1919年9月にカリフォルニアのサンタ・カタリナ近くで捕獲されたものは長さ3.3m、幅も3.3nあったが体重は不明。
また1910年にやはりカリフォルニアの沖合で捕獲された別のマンボウもほぼ同大で長さ3m、幅3.4mあり、体重は推定3500ポンド(1.6t)。この標本はニューヨーク自然史博物館に展示されている(Wood, 1972)。
マンボウの皮は非常に固い。ニューサウスウェールズで大きなマンボウをウィンチェスターライフルで撃ったが弾丸を通さなかったといわれる。 またウルグアイでは銛を打ち込もうとしたことがあったがこれもはじかれてしまった。 |
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