世界最大のイノシシ? 2007年5月、アメリカはアラバマのモントゴメリーで父親と一緒に狩りをした11歳の少年が、体重477kgもある巨大な野生ブタをピストルでしとめた。165cmの少年がマグナム50口径で計8発撃ち込んだがイノシシはまだ死なずに逃走。これを約3時間にわたって追い掛け、至近距離からとどめの一発を放った。父親とガイドはライフルを携え、不測の事態に備えていた。掘削機で森から運び出し、近くの畜産事務所で測定した。体長285cm、胸囲188cm、鼻先から後足の蹄まで323cmもあった(CNN)。 |
CNN の続報によるとこれは野生のイノシシではなく、農場で育てられ、撃たれる4日前に狩猟区に売られていたことが判明した。
父親はAP通信に対し「野生と思っていた」としながらも、州の自然保護当局者から狩猟区は飼育のイノシシを調達することもあるとの説明を受けたとも語った。農場の経営者は問題の獲物について、余りの大きさが難となって飼育には適さず、処理に困り、売り付けたと説明した。また経営者は少年のニュースは聞いていなかったが、自然保護当局からの問い合わせで初めて知ったという。
※ ac7059さんから知らせていただきました。
アメリカのイノシシは元々ブタと交雑したものがほとんどだが、この巨大イノシシも牙が13cmと体の割には小さいのはブタの血が多いせいだろう。しかし体長285cmもあるにしては477kgの体重はむしろ少ないと感じられる。精悍な野生のイノシシならばともかく、4日前まで農場で飼われていたのならもっと重くても−600kg以上あってもおかしくない。
Hogzilla(ホグジラ) CNN が2004年6月17日、アメリカのジョージア南部で巨大な野生のブタ Wild Hog が捕獲されたと報じている。体長12フィート(3.7m)、体重1000ポンド(約450kg)もあったそうだが、さてどうだろう?(ホグジラとはホッグ Hog とゴジラを組み合わせた造語) 写真を見ると一緒に写っているハンターの Chris Griffin が身長6フィートということだから、このブタはとてもその倍もありそうにはない。実物を見た人はほとんどいないということも引っかかる。何故もっと自慢しなかったのだろう?Griffin とその雇い主、荘園主の Ken Holyoak によれば、イノシシを撃ち止めたのは6月ですでに焼却処分にしたという。 また通常、狩猟のトロフィーとして壁に掛ける頭も保存していない。大きすぎるからだそうだ。23cmあったという牙も保存していないのだろう。Holyoak は数年前にも体重315kgの Wild Hog を撃ち止めたと語った。 ※ ぶんごジャガーさんより教えていただきました。 |
2005年8月8日放送の「世界まる見え!テレビ特捜部」で、伝説の巨大生物ホグジラと題して、死体を掘り出して調べたそうです。その結果、体長が実際は2.5m以下だった事やDNA鑑定によりハンプシャー種のブタとイノシシの混血であった事、発育が良いのは同州の養魚場で使われている配合飼料を摂取していたため−などが判明。 アメリカのものとは違ってイノシシとの雑種ではなさそうだが、外見はすっかりイノシシだ。雄で75〜115kgが普通だが、ニュージーランドでは200kgを超えるものがいる。これは140kgの個体。→ |
中国官営新華社通信が、世界最大かもしれないブタが2月5日、中国で死亡したと報じている。
中国北東部、遼寧省の農場でこのほど(2004年2月)、同国史上最大とされる体重900kgのブタが死亡した。専門家は運動不足が死因と指摘している。 飼主 Xu Changjin によれば、ブタは体長2.5m、胴回りは2.2m。また牙の長さは14.5cm。中国では大半のブタが生後3年までに食肉処理場へ送られるが、このブタは特製の小屋で5年間育てられた。 遼寧大学生命工学科の柳明玉教授はブタが900kgまで太ったのは奇跡だと評価した。 また同教授によればそれまで中国で最大のブタの記録は698kgだ。 このブタを剥製で譲り受けた農業展覧館側は、ブタの体重をギネスブックに登録申請する計画だ。 |
さてこのブタはギネスブックに載るだろうか? |